北九州切手のつどい‘12を終えて

 平成24年2月19日、前日まで降った雪の影響がまだ残る午前10時、出足が心配される中、70名余の同好の士が集い、北九州切手のつどいは開会となった。
(公財)日本郵趣協会九州・沖縄地方本部長伊藤氏、郵便事業(株)北九州支店郵便課担当課長山添氏の挨拶、祝辞に続き、鹿児島支部長永吉氏による記念講演「ブロックで楽しむ普通切手の製造面収集」が始まった。
氏の講演は、当つどいだけで実に6回目になり、普通切手収集家が待ちわびた内容で、比較的分かり易く説明して頂き、また、支部会員の展示した「第二次動植物国宝図案切手」とリンクしており、公演後実物を見てより理解を深める事ができたと感じている。
お楽しみ抽選会は、抽選役に伊藤本部長を迎え、約半数の人が当たる事となり、人数の少ない女性が三人も当たるなど盛況であった。
テーブルバザールは、5名もの出店で人だかりが絶えず、紙付き切手掘り出し市にも多くの人を得た事は、主催者側として大きな喜びであった。
足下が悪い中、小郡、福岡、山口はもちろん、遠く鹿児島、長崎、広島、大分など遠方からも来られた事は、つどいの成功を物語っている。
展示作品の「大正切手(田沢型)の使用例」には、多くの方が関心を示しており、また、「話題の国リビア」も時宜を得た作品であった。
ただ、例会で検討すべき反省点もまた多く、例えば、会計面からは、毎年かなりの額を支部で負担しており、節約と改善をどうするか、会場が確定申告とぶつかっており、案内の改善が必要な事などである。
多くの支部会員の努力によって、つどいを成功裏に終えた事に紙面を借りて感謝申し上げると共に、本年9月29日~9月30日の全国郵趣大会を成功に導くために、皆さんの一層のご協力をお願いしたい。

報告:橋本たねひろ様(北九州支部)